2019年01月01日 活動報告

謹賀新年
穏やかな新年をお迎えのことと存じますが、まだ5千世帯以上の方々が借り住まいの状況です。全ての熊本市民の方々が、一日も早く普段の生活に戻り、心安らぐ気持ちになられることを願ってやみません。今年は平成天皇が御退位なされ、皇太子が新しい天皇陛下に御即位され、5月から新元号がスタートする歴史の節目の年となります。2日の陛下一般参賀でも、例年より3万人多い15万人の人々が訪れ、その印象が濃く表われました。新時代を迎え、日本社会が輝かしい未来へ邁進すると確信できる訳でも有りませんが、アメリカのトランプ大統領の乱政・イギリスのEU離脱問題・フランスの暴動・ドイツの移民問題・イタリアでの組閣すら出来ない事態を垣間見ますと、日本民族は相当優秀な血統で有ると確認できるところです。さて新年ですので、変な事や悪い出来事は避け、できるだけ明るい議会の報告をさせて頂こうと思い、私が大西市長1期目就任直後の平成26年12月議会提言の『美しい夜の街づくり』を中心に報告いたします。ヨーロッパに行きますと、街造りに魅了されると共に、夜の美しさに息飲む瞬間が有ります。日本の町並みにもしっとりとした趣きの有る素晴らしい所は多数有るのですが、夜の街を照明で演出してる都市は東京以外では余り見かけません。写真のような『美しい夜の街』を演出しようと4年掛かりで市長・職員と共に検討してきました。

照明デザインで『美しい夜の街』&電気代削減!!!
LEDオレンジ&LEDピュアホワイト
平成26年12月3日大西市長就任12月16日落水 議会で提言質問「フランスパリのような色調を統一した照明で美しい夜の街づくりをしてはどうか」同日 大西市長答弁「街の美しさと住みやすさの両立を図ると共に、誰もが憧れる上質な生活都市熊本の実現に向け、検討・努力する。」 この答弁をスタートに約4年に渡る、道路整備課の沼野課長を始めとする市職員との意見交換や議会・委員会での議論を始めた。その意見交換 概略内容は…1.市の街路灯と町内防犯灯の権利確認方法の検討(数百灯権利不確定が有った為)2.色調の統一への検討(全てを同一色が良いか、エリアやラインごとが良いのか?)3.電気代の削減方法の検討等1.については、まず何故数百灯権利不確定が有ると分か ったかを説明します。実は、私は花園の4ヶ町内250灯余りの防犯灯LED化を直接行いました。その折り、市と町内の照明灯が入れ違ったり無くなったりしたのをこの目で電柱1本1本確認したので分かったのです。今後の対応は担当部署が違うので、先に市街路灯を調査し、そのデータを元に自治会と調整する。2.については、中心部はパリ等と同じオレンジ系で統一し、周辺地域はライン(道路)やエリア毎(地域毎)で検討。(写真Bイメージ)3.については、最新省エネ型を採用する。(ちょうど昨年電気代が25%offの物が発売されたので、私の方から市長へ提案しました。色々説明しましたが、熊本市の夜の街はどんなイメージを目指しているのかと言いますと…。それは上熊本駅西口(写真A)を一目見て頂ければ分かります。今後熊本駅白川口、花畑・桜町MICE再開発等、市の照明灯は新元号から一気に変貌していきます。ご期待ください!3.の、私が提案した超省エネ型のLED灯を使うことにより、市の街路灯電気代は年間3千万円節約になります。大西市長が理解が有る方で本当に良かったです。


町内防犯灯(花園)を、経費70%offで設置!!!
皆さんは地域の道路に古い蛍光灯の防犯灯(街灯)が有るのはご存知と思います。この防犯灯(街灯)は地域の自治会が設置し、電気代と設置費用の一部を市役所が補助しています。H24年、市はLED防犯灯が長寿命・低維持費ということから、自治会へ対し補助金を出し積極的に交換を推奨しました。しかし当時、機器代・工事費を合わせると2.5〜3万円と、市補助の1万円が出ても自治会の負担は多額となりました。中には100灯以上の防犯灯を所有する町内にとっては何百万円と莫大な出費となり、町費月500円以下の自治会が全灯を交換するには、10年以上掛かってもおかしくない訳です。そう言うことで当初LED交換は順調にはいきませんでした。実は、私は自治会長をしております。近年独居老人が増え町費を頂くのが困難な家庭も増えつつあります。このままでは町費を値上げするか、隣接町内と合体し効率化をしなければ、自治会が崩壊すると危惧しておりました。H27年、私は町内のLED交換を安価にする方法はないかと調査・研究しました。方法が有りました!それは民間企業がやる分離発注のやり方を参考にしたのです。まず、LED機器購入はネット購入で7割引位で買います。(パナソニックや東芝製)工事は地元の電気屋さんで、電柱調査は30本位ですから自治会でします。この方法でやればLED交換費用は、なんと1万円を切りました。補助金は7千5百円の2分の1補助でしたので、自治会からの手出しは1灯4875円でした。H29年は、モット安価でできました!!

新道、島崎↓広町便利が良いですよ!
気がつかれてますか?花園1丁目 井芹川沿いから新堀橋へぬける道路のこと。当初は、ここの鉄道高架下の道路は計画には有りませんでした。段山のトンネルが再開通する時期が決まって、青磁野病院さんを始めとする多くの島崎・花園の方々から上熊本・広町方面に行くのにトンネルぬけてUターンするのは不便だとの声…。私は地図を見て考えました。ここ(地図赤線)を抜けばほぼ解決する。この工事なら、それ程の額ではないので単費(注 国や県からの補助金をもらわず市だけの予算でする)で対応可能だ。それから市役所との交渉が始まりました。ご承知の通り、行政は数年先まで計画をして事業を行うので、割り込みはタブーです。しかし今回は説得することができました。地震復旧で段山橋から花園橋間も通りやすくなりました。

崇城大〜熊本銀行間自転車道路整備
私は初めて議員になったころ自転車で通勤していました。選挙も3回原付バイクで行いました。そのように2輪の便利の良さを知っていますので一貫して自転車の走りやすい道づくりを議会で訴えてきました。写真は崇城大学〜熊本銀行間の整備状況です。ご覧の通り、とても走り易い作りとなっています。皆さん、一度走られて見てください。それと上熊本西口を活用しての、井芹川沿いのゆうか(熊鹿)サイクリングロードの活性化も市役所に要請しています。利用率がもっと高まれば素晴らしいサイクリングロードにすることが出来ますので、こちらもご利用お願い致します。

新年になると思いだす、消防出初め式の日程
少し昔の話しです。平成5年の春だったと思います。消防局職員との打ち合わせの時、「他都市では消防出初め式を日曜日にして盛況を得てるので、熊本市も6日固定ではなく日曜開催を検討してはどうですか?」と話しました。その後連絡が有り、日曜開催にすることにしたとのことでした。12月議会になり職員が翌年の出初め式の案内状を持参しました。開けてビックリ、1月16日(日)となっていたのです。何故ビックリしたかと言うと、当時は7日正月とか小正月という言葉が残っており、私は小正月15日より前の日曜開催を想定していたからです。一言「こんな遅くて良いんですか?」と言いましたが、当時私は30半ばの若造でしたので、それ以上は言えませんでした。その日帰宅して、自分の確認不足を反省したのを 今でも覚えています。すぐに考えました。3月議会で言質をとろうと…。そしてH6年3月16日の議会で発言し、翌年以降、熊本市の消防出初め式は、1月の第2日曜日固定となったのでした。